▽ベッセント米財務長官、日本との関税交渉「非常に満足のいく方向に進んでいる」…Xに投稿
【ワシントン=田中宏幸】米国のベッセント財務長官は17日、赤沢経済再生相と前日に行った関税措置を巡る交渉について、「非常に満足のいく方向に進んでいることをうれしく思う」との声明を自身のX(旧ツイッター)に投稿し、日本との協議の進展をアピールした。ベッセント財務長官(17日)=AP
16日の日米関税交渉は当初、赤沢氏とベッセント氏、グリア通商代表部(USTR)代表ら閣僚間で行われる予定だったが、急きょトランプ米大統領と赤沢氏の会談も行われた。ベッセント氏はXでトランプ氏に対し、「生産的な会談を主催し、米国民にとって最良の合意に向けた道筋を示してくれたことに深く感謝する」とつづった。
日米双方は月内に2回目の閣僚級協議を行い、早期の合意を目指す方針だ。今月下旬には加藤財務相がワシントンで開かれる国際通貨基金(IMF)と世界銀行の春季会合と主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するため訪米する予定で、ベッセント氏と為替を巡って議論するとみられる。
ベッセント氏は「近く日本の友人とさらに前向きな対話ができることを期待している」と投稿した。