▽米軍攻撃で「イラン核計画2年遅延」、国防総省が見解表明<ロイター日本語版>2025年7月3日午前 5:49 GMT+9

[ワシントン 2日 ロイター] – 米国防総省は2日、米軍がイランの核施設3カ所を攻撃したことで、イランの核開発計画は最大で2年遅延したとの見解を表明した。
国防総省のパーネル報道官は記者会見で、イランの核施設に対する米軍による攻撃の結果の検証に変更はなく、施設は完全に破壊されたと言及。イランの核計画は「おそらく約2年」遅延したと述べた。
▽イスラエル、ガザ停戦合意に「真剣」 対イラン「スナップバック」の時=外相<ロイター日本語版>2025年7月3日午前 1:59 GMT+9
[タリン 2日 ロイター] – イスラエルのサール外相は2日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を終結し、拘束されている人質を返還するために、パレスチナのイスラム組織ハマスとの合意実現に「真剣に取り組んでいる」と言明した。
同時に「明確にさせておきたいのは、ハマスが(2023年)10月7日にこの戦争を開始しただけでなく、戦闘の継続にも責任があるということだ。ハマスに圧力をかけなければならない。国際社会は今こそ米国の取り組みを支持し、ハマスが抱いている幻想を打ち砕かなければならない」と述べた。
サール氏は訪問先のエストニアの首都タリンでの記者会見で、「われわれは(米政権の)ウィットコフ中東担当特使の提案にも同意した。一定の前向きな兆候も存在する」とし、ハマスが人質を解放し武器を放棄すれば、ガザでの紛争は明日にも終結する可能性があると述べた。
トランプ米大統領は1日、ハマスに対しガザでのイスラエルとの60日間の停戦に向けて仲介国カタールとエジプトが提示する「最終提案」に同意するよう促した。 もっと見る
サール氏はまた、イランに対する「スナップバック(全ての国際的な制裁を復活)」をさせるべき時だという認識も示した。
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