
【ニューヨーク時事】3日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が、レバノンへの逃亡前、ハリウッドの映画プロデューサーと面会していたと報じた。自身の逮捕劇に関する映画の構想を話し合ったという。
同紙が報じた関係者の話によれば、ゴーン被告は昨年12月、自身の借家で、ハリウッドの映画プロデューサー、ジョン・レッシャー氏と面会した。映画の構想は「準備段階で、踏み込んだものではなかった」が、悪役として日本の司法が想定された。被告は「驚くようなストーリーの展開」を準備し、映画によって自身への共感を呼ぶことができるかを知りたがっていた。
レッシャー氏は2015年にアカデミー賞作品賞などを受賞した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のプロデューサーの1人として知られる。