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今週（１５日〜２１日）の注目点は、イスラエルの対イラン反撃の行方だ。イランはシリアの同国大使館襲撃の報復として１３日の深夜、ドローンとミサイルでイスラエルに大規模な攻撃を行った。ドローンとミサイルの大半は米英とイスラエルによって迎撃され、反撃の規模の大きさに比べるとイスラエルが被った被害は軽微にとどまった模様。今回の攻撃についてイラン指導部は「攻撃は大成功を収めた」との認識を示した。これに対してイスラエルも「迎撃は大成功だった」と評価。イラン、イスラエル双方が自らの行動を「大成功」と評価する珍事態になっている。こうした背景には、直接対決のさらなる拡大を望まない双方の“本音”が隠されているとの見方も。こうした中でイスラエルがイランの報復攻撃に対するさらなる反撃を実行するかどうか、当面最大の注目点だ。イスラエルは現時点ではまだ態度を明確にしていない。今週はイランーイスラエル戦争をめぐる水面下の動きが国際的に注目されることになりそうだ。国内的には訪米を終えて帰国した岸田総理の動静と、１６日告示、２８日投開票の東京１５区の補欠選挙に注目が集まりそうだ。関連して学歴詐称問題が再びクローズアップされている小池百合子都知事の動静にも関心が集まるだろう。