- 米中署名控え為替操作国の認定解除へ、日産・ルノー関係清算を検討
- 米にインフレとバブルのリスク、テスラ株500ドル突破、憂鬱な年齢
最高値更新を繰り返すS&P500種株価指数。上位のわずか5銘柄で時価総額の2割近くを占めており、この比率はハイテクバブル当時を上回っているとのリポートが反響を呼んでいます。明らかな有望株へのマネー集中が意味するのは、将来への希望ではなく、リスク警戒だとの指摘があります。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
署名の前に
トランプ政権は半期に一度の為替報告書を近く公表し、中国に対する為替操作国の認定を解除する計画だ。関係者が明らかにした。米中は貿易交渉の第1段階合意の署名を週内に予定している。米財務省は昨年8月、中国を為替操作国に認定し、貿易戦争を一段とエスカレートさせた。
1月30日
日産自動車の幹部は仏ルノーとのアライアンスを解消する可能性を精査している。関係者が明らかにした。検討したのはゴーン被告の国外逃亡前で、正式決定はまだだという。ルノー・日産アライアンスの取締役会は1月30日に会合を予定、共同プロジェクトに関する発表の可能性もあると、別の関係者が明らかにした。
インフレとバブル
ボストン連銀のローゼングレン総裁は2020年の経済見通しにとって、貿易紛争や世界的な弱い成長で下振れする脅威より、目標を上回るインフレ率と金融資産バブルのリスクの方が大きいとみている。緩和的な金融政策が続く中で、投資家の「利回りを求める動き」にも注意を促した。
スピードアップ
テスラ株が急伸。上場来最高値を更新し、初の500ドル超えとなった。株価は昨年10月時点の2倍となり、ウォール街アナリストの多くは目標株価引き上げが追いついていない。これより先、中国の工業情報相は電気自動車購入の補助金を今年は大きく削減しない意向を示していた。
47歳の悲哀
全米経済研究所(NBER)が発表した研究リポートによると、先進国では一生のうち最も憂鬱(ゆううつ)な年齢が47.2歳であることが分かった。132カ国のデータを基に生活の充足度と年齢の関係を測った結果、賃金レベルや平均寿命の高低を問わず、すべての国で一生の間にU字型の「幸福カーブ」が見られるという。
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