三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)はシンガポールに本社を置く配車大手グラブに最大800億円を出資する方針であることが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。
同関係者によると、出資は2020年半ばまでに実施し、出資比率は数%になる。正式発表前であることから匿名を条件に述べた。グラブにはソフトバンクグループが総額26億6000万ドル(約2900億円)を出資している。
グラブへの出資については日経新聞電子版が先に報じていた。同報道によると、三菱UFJ銀行とグラブはアプリを通じた金融サービスで協力し、個人向けローンや保険を手掛ける見通し。また、データ分析をもとに個人や中小事業者のニーズをとらえた融資提案などを目指す。