
【ロンドン時事】石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は、6日に予定していたテレビ会議による緊急会合を9日に延期した。ロシアメディアが4日報じた。原油価格の急落をめぐり、OPECプラスの軸となるサウジアラビアとロシアが責任を転嫁し合う泥仕合を展開しており、これが会合の日程にも影響したもようだ。
OPECプラスの会合では、新型コロナウイルス流行前の世界需要の約10~15%に当たる日量1000万~1500万バレルの削減を協議する見通しだ。実現すれば過去最大の減産幅となる。