【ハノイ時事】ベトナム政府が、新型コロナウイルス対策として実施してきた不要不急の外出禁止などの制限措置の緩和に踏み出した。国境を接する中国でのウイルス発生に強い危機感を抱いたベトナムは、流行の初期段階から外国人の入国規制などを実施。共産党一党支配の下で、感染拡大の阻止に向け、店舗の営業休止、外出の原則禁止といった厳しい制約を次々と国民に課したことが奏功した。
ベトナムでの感染者はこれまでに270人。死者は出ておらず、既に8割を超える人が回復するなど、新型コロナの流行はひとまず収束しつつある。
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