【ソウル時事】韓国政府は4日、新型コロナウイルスの感染拡大で延期していた小中高校の登校について、13日から高校3年の登校を開始すると発表した。20日以降、小中高の各学年も順次登校を始める方針で、新型ウイルスの新規感染者が減少し、感染封じ込めに成功しつつある中、学校生活の正常化を目指す。
韓国では1月に感染者を初確認。2月から感染拡大が本格化したことで例年3月の新学期開始が見送られ、インターネットを通じた在宅でのオンライン授業が4月から始まっていた。
登校は13日からの高3を皮切りに、20日からは高2と中3のほか、オンライン授業が難しい小1、2年と幼稚園で始まる。その後、27日、6月1日に他学年でも開始する。
兪銀恵・社会副首相兼教育相は4日、ソウル市内で記者会見し、「コロナ以前の自由で活気に満ちた教室に戻るため、当分の間、学校と家庭内での防疫指針をしっかり守るべきだ」と強調した。