【ニューヨーク=村山誠】米マサチューセッツ州の連邦裁判所は4日、日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(会社法違反などで起訴)の逃亡を手助けしたとして、米国内で逮捕された米国籍の親子2人について、法的に日本への身柄引き渡しが可能との判断を下した。
2人は、米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員のマイケル・テイラー(59)と、その息子のピーター・テイラー(27)の両容疑者。日米犯罪人引き渡し条約に基づく日本側からの請求を受けて今年5月に逮捕され、日本への身柄引き渡しの法的可否が裁判所で審理されていた。
今後、裁判所の判断をもとに、米国務省が身柄引き渡しの最終判断を行う。