▽東京電力柏崎刈羽原子力発電所で核物質防護設備の機能の一部が喪失していたことが明らかになった。これに関連する発言
・原子力規制委員会は16日、柏崎刈羽原子力発電所において、核物質防護設備の機能の一部が喪失していたことから、2020年3月以降、複数箇所で不正な侵入を検知できない可能性があったと発表。(ロイター)
・更田豊志委員長は会見で「核物質防護上重大な事態をもたらしたもの、またはそうした事態になり得たもの」(ロイター)
・2020年3月~21年2月、テロ対策用の侵入検知装置の故障が計16カ所であったと発表した。うち10カ所では東電が代わりに講じた措置も不十分だった(東京新聞)
・実効性がない代替措置について、更田委員長は「不正なのか、分かっていて意図的にやらなかったのか。あるいは知識が足りなかったのか。技術的な能力の問題か。それとも、なめているのか。この程度でいいんだと。委員会がつかみたいのはまさにそこです。今後の検査で時間がかかると思うが確かめる」と述べた。(東京新聞)
・梶山経産相は東電に対し「なぜこのような事案が生じたのか、社としてどのような問題があるのか、いったん立ち止まって徹底的に原因を究明し、根本的な対策を講じて規制委員会の検査にしっかり対応していくことが重要。強い危機感と緊張感を持って対応にあたって欲しい」とし、東電の取り組みに指導・監督を行っていく考えを示した。(以上、ロイター)