[ワシントン 1日 ロイター] – バイデン米大統領は1日、上下両院合同会議で就任後初めてとなる一般教書演説に臨み、ロシアのプーチン大統領はウクライナの戦場で利益を得たとしても、長期的には代償を払うことになると強調した。

要旨は以下の通り。

<ロシア>

「われわれはロシアに痛みを与え、ウクライナの人々を支えている。プーチン大統領はかつてないほど世界で孤立している。これから何が起きるか全く分かっていない」

<インフレ>

「われわれには選択肢がある。インフレと戦う1つの方法は賃金を押し下げ、米国人を今よりも貧しくすることだ。私にはもっと良い考えがある。コストを下げて、賃金は下げない。米国で製造する自動車や半導体を増やす。米国のインフラと技術革新を拡大する」

<インフラと雇用>

「インフラ週間の議論は終わった。われわれはインフラ・ディケード(10年間)を迎える」

「何百万人もの米国人に、国内各地の道路や空港、港、水路を近代化する良い仕事を創造する」

「これは全て、気候危機の壊滅的な影響を克服し、環境正義を推進するために行う」

「全米に50万カ所の電気自動車(EV)充電ステーション網を構築する。有毒な鉛製の水道管の交換を開始することで、全ての子ども、国民が自宅や学校できれいな水を飲めるようにする。都市や郊外、農村部、民族共同体の全ての米国人に安価な高速インターネットを提供する」