仏独伊の３首脳がキーウを訪問、ウクライナのＥＵ加盟を後押し＜bloomberg日本語版＞2022年6月17日 3:25 JST

投稿日 : 2022年6月17日 | カテゴリー : 未分類

ドイツのショルツ首相とフランスのマクロン大統領、イタリアのドラギ首相は、欧州連合（ＥＵ）加盟に向けたウクライナの取り組みに支持を表明、同国の加盟を後押しするとともに対ロシアでの連帯を示した。

　　仏独伊の３首脳は16日、ウクライナの首都キーウを訪問。ロシアによるウクライナ攻撃を非難した。ＥＵの東欧諸国を代表し、ルーマニアのヨハニス大統領もキーウを訪問した。

　　ウクライナのゼレンスキー大統領との合同会談後にマクロン氏は、「われわれ４カ国はＥＵ加盟候補国としての地位をウクライナに与えることを支持している」と述べ、「欧州はウクライナの味方であり、勝利が達成されるまで共にいる」と続けた。

　　ショルツ氏もマクロン氏と同様に、ウクライナのＥＵ加盟候補国入りに有利となる決定をドイツは望んでいると、キーウで記者団に語った。ショルツ氏は「ウクライナは欧州家族の一員だ」と語り、モルドバのＥＵ加盟申請にも支持を表明した。

　　事情に詳しい関係者の情報によれば、ＥＵ行政執行機関である欧州委員会は17日、ウクライナの加盟候補国としての地位を認めるよう勧告するとみられる。ただ加盟27カ国の間では意見が分かれており、ウクライナのＥＵ加盟を巡る手続きは複雑だ。