計画停電下、キャンプ用具を使って調理するウクライナの女性=20日、キーウ(キエフ)(EPA時事)
計画停電下、キャンプ用具を使って調理するウクライナの女性=20日、キーウ(キエフ)(EPA時事)

 【イスタンブール時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は22日の演説で、ロシア軍がウクライナ各地のインフラ施設を攻撃して市民への電力供給が遮断される中でも「ウクライナ部隊は日々前進している。ロシアに勝機はない」と強気の姿勢を示した。

インフラ攻撃で停電・断水 EU「戦争犯罪」と非難―ウクライナ

 この中で、ゼレンスキー氏は「インフラへのテロ攻撃でウクライナの軍事行動が難しくなっていると言う者がロシアにいる」と指摘。しかし、こうした主張は偽りで「われわれの軍を止めることは決してできない」と強調した。

 ウクライナでは連日、ロシア軍による電力関連施設などへの攻撃が続き、各地で停電が発生している。ゼレンスキー氏は市民に対し、節電への協力も呼び掛けた。首都キーウ(キエフ)では23日も計画停電が実施されたという。