• ガザ停戦案、AMDがZT買収、ミネアポリス連銀総裁発言
  • ゴールドマンの見解、エスティローダーCEO退任へ
イスラエルのネタニヤフ首相
イスラエルのネタニヤフ首相 Photographer: Kenny Holston/The New York Times

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

受け入れ

ブリンケン米国務長官はイスラエルのネタニヤフ首相がガザ停戦案を受け入れたとし、「次の重要なステップはイスラム組織ハマスがイエスと言うことだ」とテルアビブで記者団に語った。「重要なパートナー」であるエジプトとカタールを訪問するとも述べた。これより先、イスラム組織ハマスと、同組織とパレスチナ自治区ガザで連帯する武装組織「イスラム聖戦」は共同声明を発表し、18日にテルアビブで「自爆作戦」を遂行したと確認した。

エヌビディアに挑む

半導体メーカーの米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はサーバーメーカーのZTシステムズを現金と株式で買収する。49億ドル(約7200億円)と評価される取引で合意した。人工知能(AI)ソフトウエアの開発に欠かせないグラフィックプロセッサーの2位プロバイダーであるAMDは、データセンター関連のテクノロジーを強化し、米エヌビディアに挑む。AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)は、買収によって「データセンターのAIシステムが大幅に強化される」と説明した。

9月利下げ

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、労働市場が過度に弱まる可能性が高まりつつあるとして、米連邦公開市場委員会(FOMC)の次回会合での利下げにオープンな姿勢を示唆したと、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じた。「インフレを巡って進展があるほか、労働市場で気になる兆候が表れつつある」と指摘。レイオフが低水準にとどまり、失業保険統計も顕著な悪化を示唆していないことから、0.25ポイントより大幅な利下げを行う理由はないと考えているという。

ゴールドマンの見解

ゴールドマン・サックス・グループのグローバルマーケッツ部門マネジングディレクター兼タクティカルスペシャリスト、スコット・ルブナー氏はテクニカルな好材料と企業の自社株買いが追い風となり、今後4週間に米国株が上昇するとの見通しを示した。一方、デービッド・コスティン氏率いるゴールドマンのストラテジストは、S&P500種株価指数構成企業の2025年売上高について4%増と予想。アナリスト予想の中央値5.8%増は「やや楽観的過ぎるようだ」と指摘した。

CEO退任へ

化粧品メーカーの米エスティローダーは、ファブリツィオ・フリーダ最高経営責任者(CEO)が2025年6月末に退任する予定だと明らかにした。同氏は10年半にわたりエスティローダーを率い、世界的な化粧品大手へと成長させたが、近年は業績不振に陥っていた。2025年6月通期の売上高見通しは市場予想を大きく下回った。「中国消費者センチメントの長引く低迷」を理由に挙げた。

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