▽ウォルツ補佐官は「善良な男」、トランプ氏擁護-軍事作戦チャット流出
Jordan Fabian
- トランプ氏、作戦への「影響まったくなかった」と重大視せず
- チャットに使われたメッセージアプリ「シグナル」は政府未承認
対イエメン軍事攻撃計画を協議する米政権幹部のチャットグループに、意図せずして外部の記者を加えてしまったウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)に対し、トランプ大統領は信頼を表明した。
「ウォルツ補佐官は学んだ。彼は善良な男だ」と、トランプ氏はNBCニュースとのインタビューで語った。

米誌アトランティックのジェフリー・ゴールドバーグ編集長がチャットグループに追加されていたことについて、トランプ氏は作戦計画への「影響は全くなかった」と述べ、「2カ月で唯一のミスだったが、深刻なものにはならなかった」と主張した。
このコメントが公表される前、ホワイトハウスのレビット報道官はX(旧ツイッター)に「『戦争計画』は協議されていない」と投稿。「このチャットグループに機密情報は送られていない」と、事態の収拾を図っていた。前代未聞の情報流出は衝撃を走らせ、トランプ政権幹部の機密情報取り扱いを巡ってワシントンでは猛烈な批判が渦巻いている。
ゴールドバーグ氏は24日付の記事でこの事件について詳述。チャットグループにはバンス副大統領とヘグゼス国防長官らが参加し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する詳細な攻撃計画が話し合われていた。
ゴールドバーグ氏は記事の中で実際の計画を明らかにしていないが、チャットではヘグセス氏が攻撃対象の情報や兵器の仕様といった「今後実行するイエメン攻撃作戦の詳細」を共有する場面があったという。
ゴールドバーグ氏をチャットグループに入れた責任は、ウォルツ氏のスタッフにあるとトランプ氏は示唆。
スタッフの1人がゴールドバーグ氏の「番号をそこに加えた」とトランプ氏は述べた。
レビット報道官は25日、「ホワイトハウスの法律顧問室は政権最高幹部が可能な限り安全かつ効率的にコミュニケーションを図るため、さまざまなプラットフォームに関するガイダンスを提供している」と説明。「国家安全保障会議(NSC)の発表通り、ホワイトハウスはゴールドバーグ氏の番号がチャットグループに追加された経緯を調査している」と続けた。
このチャットグループはメッセージ通信アプリ「シグナル」上で作成された。シグナルでのチャットは暗号化され、高い安全性で評価を得ているが、機密情報をやり取りするプラットフォームとして米政府は承認していない。
原題:Trump Backs Waltz After Journalist Reveals Yemen Strike Chat (1)(抜粋)