- トランプ政権が自動車関税発表へ、地区連銀総裁2人の見解
- 米誌がチャット全記録公開、CBOからの警告、業界初の金融商品

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
自動車関税
トランプ米大統領は自動車関税について、米東部時間26日夕に発表するとホワイトハウスのレビット報道官が明らかにした。関税の具体的な水準や対象範囲は不明で、例外措置が設けられるのか、あるいは検討中なのかも確認されていない。関税が即時発動されるのか、段階的な導入になるのかも明らかになっていない。いずれにせよ、自動車関税が導入されれば、トランプ氏の貿易戦争がさらに拡大するのは確実とみられる。
関税の影響
米セントルイス連銀のムサレム総裁は関税による影響が一時的なものにとどまるかどうかは不透明だと述べ、その二次的影響によって金融当局が金利をより長期にわたって据え置く可能性があるとの見解を示した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁はインフレ率が「当局目標の2%を上回っているため、なおすべきことがある」と発言。このところの信頼感低下は「関税そのものを上回る影響をもたらし得る」と語った。
全記録公開
ギャバード米国家情報長官は、親イラン武装組織フーシ派攻撃作戦に関するグループチャットに米誌アトランティックの編集長が誤って招かれた件について、「デリケートな」詳細を含んでいたことを認めた。同誌はチャット履歴の全記録を公開。攻撃のタイミングや使用される兵器システムの詳細が共有されていたことが明らかになった。
早ければ8月にも
米議会予算局(CBO)は、議会が連邦債務上限の引き上げや適用停止を行わない場合、政府は早ければ8月にも全ての支払いを期限通りに履行するための資金が不足する可能性があると警告した。財務省は1月21日以降、年初に発動された36兆1000億ドルの債務上限を突破しないよう特別な会計措置を活用している。しかし同省は、こうした措置がいつ限界に達するのか具体的な見通しをまだ示していない。
業界初
資産運用大手の米ブラックロックは複雑なプライベート資産投資を既製ポートフォリオにまとめて個人投資家に提供する。上場株と債券に複雑なPE資産とクレジットファンドを組み合わせたモデルポートフォリオは、資産運用業界では初の試みだという。アドバイザーからの引き合いは「非常に強い」と明らかにした。
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