▽イスラエル、シリア首都や軍基地空爆 緊迫高まる<ロイター日本語版>2025年4月3日午前 6:27 GMT+9
[2日 ロイター] – シリアで2日、中部ハマ市にある空港と首都ダマスカスのバルゼ地区にある科学研究センター付近がイスラエル軍による空爆を受けた。シリア国営通信(SANA)と地元当局者らが明らかにした。治安筋によると、ハマへの空爆で死傷者も出ているもよう。
イスラエル軍も2日、ハマ市とホムス県にある「T4」と呼ばれるシリア軍基地、ダマスカスの軍事インフラ施設を攻撃したことを確認。イスラエルは同センターが誘導ミサイルや化学兵器の開発に使われていたと主張している。
「T4」のあるホムス県は、武器移転の拠点として繰り返し攻撃対象になっている。
シリアは昨年、反政府勢力が旧アサド政権打倒後、旧反体制派主導の暫定政権を樹立。しかし、シリア暫定政権の後ろ盾がイスラム主義色の強いトルコ与党を率いるエルドアン大統領であることなどを背景に、シリア暫定政権の弱体化を狙うイスラエルとの間で緊迫が高まっている。 もっと見る
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