Stephanie Lai、Jonathan Ferro、Annmarie Hordern、Lisa Abramowicz
- CEAやUSTRは障壁を精査、追加関税の基礎に-ラトニック氏
- 大統領の関心は「米国の経済的苦痛」への対応-ラトニック氏

ラトニック米商務長官は3日、トランプ大統領が諸外国に対する新たな関税を軽減するには、それらの国々が米国製品への輸入規制や障壁に対処する必要があるとの考えを示した。
ラトニック長官はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「これらの非関税貿易障壁はモンスターであり、退治しなくてはならない」と発言。「われわれは今日、すべての主要な貿易相手国と話し合っている。彼らはこれまでいかにわれわれを不当に扱ってきたか、どうすればそれを是正できるか、胸に手を当てて考えるべきだ」と述べた。
同氏は非関税障壁の具体的な例を挙げ、欧州連合(EU)では一部の国が20%の付加価値税を自国の製造業者への補助金に充当していると述べた。
経済諮問委員会(CEA)のエコノミストや米通商代表部(USTR)のスタッフは数十年にわたって外国の貿易障壁を精査しており、その分析が2日にトランプ大統領が発表した課税の基礎となったと、ラトニック氏は述べた。
2012年の韓国との貿易協定の例も挙げ、韓国が米国の農産物を輸入することに同意した代わりに、米国が韓国製自動車の市場参入を認めたと説明した。しかしマクドナルドがポテトの原産地を証明できなかったため、韓国側はフライドポテトを輸入できなかったと同氏は語った。
トランプ大統領が相互関税を2日午後に発表して以来、株式が売り込まれていることについては、大統領の関心は「米国が数十年にわたって被ってきた経済的苦痛」への対応にあるとラトニック長官は述べた。
同長官は中国に対する新たな34%の追加課税が、合成麻薬フェンタニルの中国での製造疑惑を理由にトランプ大統領が今年初めに課した20%の関税に上乗せされることを確認した。
「習近平国家主席がトランプ大統領に電話をかけ、フェンタニルの生産をやめると伝えればよいだけのことだ」とラトニック氏は述べ、習近平主席に責任を転嫁した。「そうすれば、税率は20%下がるだろう」と続けた。
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原題:Lutnick Says Foreign Nations’ Non-Tariff Barriers Are ‘Monster’(抜粋)