トランプ大統領は今週、鉄鋼とアルミの輸入関税を25%と10%にすることを正式に決める。対象国はおそらく日本を含む主要生産国すべてとなるだろう。これに対しEUや中国は速やかに対抗措置を発動する構えをみせている。トランプ大統領は「貿易戦争だって構わない」と豪語。11月に中間選挙を控えあくまで支持層へのアピールを優先しようとしている。いくら「America First」だとはいえ、あまりにも愚かである。このままだと世界経済の先行きは危うい。相次ぐ側近辞任で混乱気味のホワイトハウス。トランプ大統領とホワイトハウスは本当に「通商拡大法232条」を発動するのだろうか、今週の最大のポイントだ。