[ムーンタウンシップ(米ペンシルベニア州) 10日 ロイター] – トランプ米大統領は10日、支持者の集会で演説し、米朝首脳会談について、失敗に終わるかもしれないが「世界にとって最高の合意」が成立する可能性もあるとの認識を示した。

大統領は、進展が見込めないと判断すれば「すぐに立ち去るかもしれない」と発言。北朝鮮が平和を望んでいると信じており、「潮時だと思う」との認識を示した。これに先立ち、大統領はツイッターで「北朝鮮は2017年11月28日以降、ミサイル実験を実施していない。我々との会合までは実験をしないと約束した。北朝鮮が約束を守ると信じている」とコメント。また「米国が恐ろしい手段ではなく外交的な手段で問題に取り組んでいると(中国の習近平国家主席から)感謝された」とも記した。

安倍普三首相と北朝鮮問題や通商問題について協議したとも書き込み「(安倍首相は)北朝鮮との対話に非常に熱心だ。また、日本を開放し、米国との貿易を大幅に改善することについても協議した。現在、1000億ドルの巨額の貿易赤字がある。これは公正ではなく、持続不可能だ。すべてがうまく行くはずだ!」としている。