トランプ大統
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米議会で証言する覚悟を決めたフェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)。もともと話すのが得意ではないと、イージス・キャピタルのビクター・アンソニー氏は指摘。議員らに「ミンチにされるだろう」と述べました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

緊急事態

トランプ政権は極めて重要な技術に対する中国からの投資を抜本的に制限する選択肢として、1977年に施行された国際緊急経済権限法の発動を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同法は「異例かつ特別な脅威」への対応として、大統領に国家緊急事態を宣言する権限を付与する。大統領が緊急事態を宣言した後、取引の停止や資産接収が可能になる。

逆の結果

フェイスブックのザッカーバーグ氏は米下院エネルギー・商業委員会で証言する予定だと、関係者が明らかにした。上院からも証言を求める圧力が高まっている。ケンブリッジ・アナリティカを告発したクリストファー・ワイリー氏は、欧州連合(EU)離脱の是非を問うた英国民投票について、キャンペーン中に「不正行為」がなければ逆の結果になっていた可能性があると英議会で述べた。ザッカーバーグ氏は現時点で、英議会での証言は拒否している。

会長とCEO

ドイツ銀行のパウル・アハライトナー会長は、ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)の後任候補として複数の人物とすでに面談した。一方、独資産株式配分評価研究所のミューラーCEOは、「ドイツ銀問題の中心はアハトライナー会長だと思う」と指摘。会長はここ数年に何人もCEOをすげ替えたが、「同行はどういうわけか依然として苦境にある」と述べた。

ディスカウント

仏ヨーグルト大手のダノンは、保有するヤクルト本社株を東京27日の終値を11%下回る価格で売却したことを明らかにした。ブルームバーグの計算によれば、1株7114円相当となる。株式売却の計画は2月に発表されていた。

ありそうなシナリオ

ゼネラル・エレクトリック(GE)の株価が急伸。資産家ウォーレン・バフェット氏が、苦境に陥っているGEの株式を購入するとの観測が広がった。バフェット氏は以前、価格が適切な場合はGEあるいは同社資産への投資を検討すると述べている。ウィリアム・ブレアのアナリスト、ニコラス・ヘイマン氏は「妥当な説だ」と述べた。

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