[モンテレイ 2日 ロイター] – 公表に先立ちロイターが入手したパラメトリアの世論調査結果によると、7月1日のメキシコ大統領選を巡り、元メキシコ市長の左派候補アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏の支持率が38%となり、前回調査の35%から上昇したほか、2位候補との支持率の差を18ポイントに広げた。2位は左右両派連合「メキシコのための前進」の候補であるリカルド・アナヤ氏の20%。前回調査では21%だった。

3位は元財務公債相で与党・制度的革命党(PRI)のホセ・アントニオ・ミード候補。支持率は16%で前回と変わらなかった。一方、独立系候補のマルガリータ・ザバラ氏は前回の10%から13%に支持率が上昇した。ロペス・オブラドール氏は1日に選挙戦を開始。同氏は通商問題などで対立する米国に対し、現政権ほど寛容な姿勢は取らないとの考えを示した。

有望な独立系候補2人が必要な署名数に届かなかったため候補者名簿から排除されたことも、ロペス・オブラドール氏への支持拡大の背景になったもようだ。今月22日には候補者による最初のテレビ討論が実施される。調査は800人を対象に、選挙戦が本格的に開始される前となる3月23─28日に面接方式で実施された。誤差は3.5%ポイント。