[ロンドン 16日 ロイター] – 英国のメイ首相は16日、自身が提示した穏健な欧州連合(EU)離脱(ブレッグジット)案を巡り、与党内の強硬離脱派の圧力に屈し、同案に含まれる関税政策を修正する方針を明らかにした。

今回の譲歩によって、メイ首相の穏健案が根本的に変更されることになるのかは不明だが、強硬な関税政策を提案することで、EUとの交渉が今後難航する可能性も出てきた。

首相報道官は、今月初旬に合意したブレグジット方針をまとめた白書と整合性が取れているとし、修正の要請を受け入れる決定に至ったと説明した。

報道官はまた、いかなる状況になっても、ブレグジットの是非を問う国民投票を再度実施することはないと強調した。