• われわれは可能な限りの最善のディール望んでいる-BBCで発言
  • ラーブ離脱担当相はデービス氏の辞任受けて今月就任

英国のラーブ欧州連合(EU)離脱担当相は、EUとの通商の新たな取り決めに関して交渉が決裂する可能性に英国は備える必要があると述べた。

ラーブEU離脱担当相、写真家:Chris Ratcliffe / Bloomberg

ラーブ氏はBBCのテレビ番組「アンドルー・マー・ショー」で、「責任ある政府として合意なしという結末に備えて、計画策定を確実に進めなければならない」と発言。「われわれは可能な限りの最善のディールを望んでいる」と述べた。同氏はデービス氏の辞任を受けて今月就任した。

ラーブ氏は合意に至ることを期待しているとした上で、計画策定は「あらゆる面」で進んでいると語った。同氏はこれより前、サンデー・テレグラフ紙とのインタビューで、EUがディールに合意しなければ英国は清算金390億ポンド(約5兆7000億円)の支払いを拒否するだろうと述べていた。

原題:U.K. Brexit Chief Says Government Must Prepare for No Deal (1)(抜粋)