【モスクワ時事】ロシアのペスコフ大統領報道官は26日、トルコで起きたサウジアラビア人記者死亡事件で、関与を否定するサウジ王室を信用するとの立場を表明した。タス通信が報じた。欧米からの批判にさらされるサウジの取り込みを狙った動きと言えそうだ。

 ロシアはこれまで事件に関し明確な立場を示してこなかったが、報道官は26日、「(サウジ)国王と皇太子の公式の声明がある。信じない理由はない」と述べ、王室支持の姿勢を示した。