【エルサレム時事】サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された事件で、トルコ紙サバハ(電子版)は10日、実行犯がカショギ氏の遺体を酸で溶かした後、下水に流して処理したと報じた。

 同紙によれば、総領事館の下水管から採取したサンプルを調べたところ、酸の形跡が見つかった。このことから、トルコ検察は溶かされた遺体が下水管に流されたとみているという。トルコ検察は10月31日、カショギ氏は入館直後に窒息死させられ、遺体はバラバラに切断されたと発表。トルコ紙ヒュリエトによれば、エルドアン大統領の顧問はこの後、切断されたのは「溶かしやすくするためだった」との見方を示していた。