【ワシントン時事】トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に、2回目の米朝首脳会談について、「開催場所を交渉している」と語った。「恐らく(開催地は)近いうちに発表されるだろう」とも述べ、実現に楽観的な見通しを示した。

 ただ、北朝鮮が求める制裁解除について、トランプ氏は「制裁は維持される」と強調し、応じない構えを示した。再会談に向けた調整が順調に進むかはなお不透明だ。

 具体的な開催候補地は明らかになっていないが、トランプ氏はこれまで、昨年6月に1回目の会談が行われたシンガポールを除外している。CNNテレビによると、トランプ政権は昨年末、候補地視察のためのチームをアジアを含む各地に派遣した。正恩氏の留学先で、有力候補とみられたスイスが外れたとの情報もある。

 トランプ氏は2日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長から書簡を受け取ったことを明かし、早期の首脳会談開催に意欲を示していた。(2019/01/07-00:43)