中東地域の安定について話し合うアメリカ主催の国際会議がポーランドで始まりました。会議には長年対立してきたイスラエルとアラブ諸国が、イランに対抗するという共通の目標の下で同席し、中東の対立構図の歴史的な転換が進んでいることを印象づけました。

アメリカ政府が主催する中東地域の安定を話し合う国際会議は、13日から2日間の日程でポーランドの首都ワルシャワで始まりました。

13日は夕食会が開かれ、記念撮影ではイスラエルのネタニヤフ首相と長年対立してきたサウジアラビアなど12か国のアラブ諸国の代表が、ほかの参加国とともに写真に収まりました。

イスラエルとアラブ諸国がこうした会議で同席して協力関係を打ち出すのは極めて異例のことで、イランに対抗するという共通の目標の下で、中東の対立構図の歴史的な転換が進んでいることを印象づけました。

アメリカ政府によりますと、会議には50か国以上の外相や政府の代表が出席し、テロやミサイル開発などの問題が話し合われる予定です。

アメリカからはペンス副大統領やポンペイオ国務長官も出席し、敵対するイランへの圧力を強化するため、関係国による新たな枠組みの設置を目指す考えです。

しかしヨーロッパ諸国からはアメリカの強硬姿勢に懸念も上がるなど、国によってイランに対する態度は異なり、アメリカが各国と足並みをそろえられるかが焦点となります。