[ワシントン 8日 ロイター] – トランプ米大統領は8日、中国との通商協議で妥結できると確信しているが、通商合意のいかんにかかわらず米国は安泰との考えを示した。 

トランプ氏は、中国と合意できると依然確信しているかとの質問に「もちろん確信している。だが米国に不利な内容であれば合意しない」と語った。 

中国が妥結に前向きでなく、習近平国家主席との会談も実現しない恐れがあるとの報道については「それについては聞いていない。われわれはうまくやっている。合意があろうとなかろうと、われわれは非常に安泰だ」とした。 

カドロー米国家経済会議(NEC)委員長はブルームバーグTVに対し、通商協議が「4月まで続く可能性はある」と指摘。その上で合意の「タイミングや場所は重要ではない。妥当な合意を得ることが重要であり、それが米国の利益だ」と語った。 

これに先立ち、ホワイトハウスの通商担当顧問を務めるクリート・ウィレムス氏は、米中通商協議は進展しているものの、依然多くの課題が残っていると述べた。