占部絵美

豊中市は禁煙による医療費削減効果を狙った「ソーシャルインパクトボンド(SIB)」を組成する。同市健康政策課によれば、禁煙目的のSIB組成は世界初。

  SIBとは、民間事業者のノウハウや資金を活用して社会課題を解決するために実施される委託事業。金銭的リターンだけでなく、社会や環境へのインパクトを意図した「社会的インパクト投資」の一種で、急速に規模が拡大している。

  同市が8日公表した禁煙支援事業を委託する民間事業者の募集要項によると、事業者は禁煙支援事業への喫煙者の参加を促し、禁煙支援を行い、禁煙を継続させる。対象者は豊中市在住・在勤の喫煙者で、将来的な医療費削減効果の見込める子育て世代を重点的対象者とする。5月下旬までに事業者を選定し、6月中旬に業務委託契約を締結。事業期間は2022年3月末までの約3年間。委託費は上限6100万円。