【モスクワ時事】トルコのエルドアン大統領は8日、米国が強く反対するトルコによるロシア製地対空ミサイルシステムS400調達について「われわれを断念させることは誰にもできない」と述べ、予定通り導入する考えを示した。ロシアのプーチン大統領とモスクワで会談した後の共同記者会見で語った。

 会見でプーチン氏は「軍事技術分野における両国の協力状況について意見を交わした。特にS400供給契約の実現に関してだ」と説明。エルドアン氏も作業は「すべて完了している」と述べ、導入は主権国家としての権利と強調した。