[ローマ 3日 ロイター] – イタリアのコンテ首相は3日、連立政権を組む「同盟」と「五つ星運動」の対立を巡り、対立を終わらせるか総選挙かの二者択一だとし、自身の辞任も辞さない考えを示した。 

両党はインフラ計画や移民問題などあらゆる側面で対立。先月の欧州議会選では同盟が圧勝し、同盟党首のサルビーニ副首相が連立政党と手を切るとの観測が浮上している。 

首相は記者会見で「私が求めてきたように両党が責任を負わないのなら、私は辞任する」と指摘。「不毛な論争や無意味な議論によって貴重なエネルギーを浪費したり、政府の目的から目をそらすべきではない」と述べた。