[パリ 20日 ロイター] – フランス自動車大手ルノー(RENA.PA)は20日、連合を組む日産自動車(7201.T)が25日の株主総会で提案するガバナンス(企業統治)改革に向けた特別決議案に賛成する方針を表明した。ルノーは当初、議決権を行使せず投票を棄権する考えを示していた。 

ルノーは声明で、日産の委員会へのルノー代表受け入れを巡る決定を「歓迎する」とした上で「日産の新ガバナンスにおけるルノーのプレゼンスに関して合意できたことで、連合内に息づく対話と相互信頼の精神が確認された」と述べた。 

複数の関係筋は先週末、日産が「指名委員会等設置会社」への移行で新設される3つの委員会の人事に関し、複数の委員会で筆頭株主であるルノーの要求を受け入れ、同社が推薦した人材を入れる方向で調整に入ったと明らかにしていた。