【北京時事】中国国家統計局が14日発表した7月の鉱工業生産は、前年同月比4.8%増加した。伸び率は前月から1.5ポイント低下し、単月としては2002年2月以来、17年5カ月ぶりの低い伸びとなった。米中貿易摩擦の長期化や国内景気の減速を受け、製造業の伸び悩みが鮮明になった。

【図解】中国の成長率推移

 この日発表の主要経済指標はそろって低下。今年4~6月期の国内総生産(GDP)伸び率が前年同期比6.2%に減速する中、7~9月期も出だしからつまずいた形で、政府は景気対策の強化を余儀なくされるとみられる。