7月の米新築住宅販売は前月比で減少し、市場予想も下回った。一方で6月は大幅に上方修正されて2007年以来の高水準となり、借り入れコストの低下が住宅購入の安定化に寄与している可能性が示唆された。

キーポイント
・新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は前月比12.8%減の63万5000戸
 ・ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は64万7000戸
 ・6月は72万8000戸(速報値64万6000戸)に上方修正
・販売価格の中央値は前年同月比4.5%低下し31万2800ドル
New home sales fell from June pace that was revised to best since 2007

インサイト

  • 7月は減少したものの6月が大幅に上方修正され、借り入れコストの低下で従来予想より買い手が増えていることが示唆された。米抵当銀行協会(MBA)によれば、30年物住宅ローン固定金利は3.9%と、2016年以来の低水準
  • 販売に対する在庫比率は6.4カ月と、前月の5.5カ月から上昇。新築住宅在庫は7月末時点で33万7000戸に増加
  • 新築住宅販売は全米4地域中、中西部と南部、西部で減少。一方で北東部は50%増えた
  • 統計の詳細は表をご覧ください

原題:U.S. New-Home Sales Miss Estimates After Big Upward Revision (1)(抜粋)