【エルサレム時事】イスラエルのリブリン大統領は22日、総選挙(17日投票、国会定数120)で議席を獲得した各党の代表者と相次いで協議し、連立政権発足に向けて誰が首相候補にふさわしいか意見を聴いた。この中で、第3党の政党連合「アラブ連合」(13議席)は、反ネタニヤフ首相派のガンツ元軍参謀総長を首相候補に推薦した。

 アラブ系政党がユダヤ人の首相候補を推薦するのは異例。アラブ連合を率いるオデ代表は、イスラエル国内のアラブ系住民を冷遇してきたネタニヤフ右派政権を退陣させるための「歴史的」行動だと強調した。