時事通信

 【ソウル時事】韓国の文在寅大統領は11日、元徴用工訴訟をめぐる問題に関し、「被害者の同意が最も大きな原則だ」と述べ、元徴用工ら原告側の意向を考慮して解決を図る必要性があるとする韓国政府の立場を再び強調した。

 大統領府関係者が同日、明らかにした。

 文氏は「被害者中心主義は国際社会で合意された原則だ」と説明し、元慰安婦問題の解決をうたった2015年末の日韓合意が「被害者中心主義に立脚せず、国民の同意を得られなかった」と指摘した。