[ソウル 25日 ロイター] – 韓国銀行(中央銀行)が25日発表した2月の消費者心理指数は前月から7.3ポイント低下の96.9と、中東呼吸器症候群(MERS)流行の影響が見られた2015年6月以来、約5年ぶりの大幅な低下となった。 

韓国では新型コロナウイルスの感染者が急増しており、国民の不安心理が高まり、景気の先行きに影を落としている。 

同指数が100を下回ったのは2019年10月以来で、悲観的な見方が楽観的な見方を若干上回った状態を示す水準にある。 

指数の内訳をみると、国内の家計は特に景気の見通し、雇用機会、住宅価格について悲観的になっていることが明らかになった。 

消費者心理指数は2月10─17日に2341世帯を対象に行った調査を基に算出された。