- 国家安全法は香港の法制度を変更するものではない-謝鋒氏
- 新法がどのように施行されるのかについての詳細は示されず

中国政府が制定を目指す「国家安全法」が香港の国際企業に対する主な魅力の1つを失わせるとの懸念が高まる中、本土当局者は同法導入後も香港の司法は独立が保たれるとの見解を示した。
中国外務省の出先機関、駐香港特派員公署の謝鋒氏は25日の記者会見で「国家安全法は一国二制度や香港の資本主義システム、高度な自治を変更するものではない。香港特別行政区の法制度を変更するものでも、香港司法による終審権を含む独立した司法権に影響を与えるものでもない」と述べた。
ただ同氏は、新法がどのように施行されるのかについて、新たな詳細はほとんど示さなかった。
同法を巡る詳細の欠如は、香港のビジネス界に警戒を呼び起こしている。在香港の米国商業会議所は22日、香港が長年繁栄してきた主な理由として独立した司法制度を挙げた。
原題:China Says Hong Kong Judiciary to Stay Independent Under New Law(抜粋)