Billionaire Masayoshi Son, chairman and chief executive officer of SoftBank Group Corp., speaks during a lecture prior to the SoftBank World 2016 conference in Tokyo, Japan, on Thursday, July 21, 2016. 
Billionaire Masayoshi Son, chairman and chief executive officer of SoftBank Group Corp., speaks during a lecture prior to the SoftBank World 2016 conference in Tokyo, Japan, on Thursday, July 21, 2016.  Photographer: Akio Kon

ソフトバンクグループ傘下でスマートフォン向け半導体設計を手掛ける英アームは、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載端末の性能を高める新モデルやプログラムを提供する。

  アームによると、新たなモデル「A78」は前モデルと比べ、性能を20%向上させる。同社はまた、「コーテックスXカスタム」と呼ぶ新たなプログラムも発表。半導体・スマホメーカーがスマホの主要機能を動かすコンポーネントの組み合わせに従来とは異なるコアを加えることができるようになり、性能アップのための柔軟性や拡張性が得られるという。

  アップルはマーケティングで「iPhone(アイフォーン)」はアンドロイド搭載スマホよりもパフォーマンスが優れていると主張するが、その背景にあるのがソフトウエアとハードウエアを組み合わせる際のカスタム化だ。同社はアームと契約するが、独自設計するAシリーズプロセッサーは速さを評価されることが多い。

原題:Arm Offers Faster, Customizable Design to Help Android Phones(抜粋)