米海軍によると、中国と近隣諸国が領有権を争う南シナ海で4日、「ロナルド・レーガン」と「ニミッツ」の米空母2隻が軍事演習を実施した。同海域では中国も1日から5日間の日程で軍事演習を行うと表明し、米国防総省が「緊張緩和と安定維持へ向けた努力にとって逆効果だ」として中国を批判していた。

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 米海軍は軍事演習を実施した具体的な位置を明かしていないが、声明で「自由で開かれたインド太平洋を支持するため」と説明。「レーガン」を中核とする第5空母打撃群のワイコフ司令官は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「われわれのパートナーや同盟諸国に対し、地域の安全と安定に尽力しているという明確なメッセージを示すのが狙いだ」と強調した。(ロイター時事)。