4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値からわずかに上方修正された。ただ大恐慌以降で最大の落ち込みであることに変わりはない。

キーポイント
・4-6月の実質国内総生産(GDP)改定値は前期比9.1%減少
 ・年率換算では31.7%減
 ・ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は32.5%減
・速報値は32.9%減だった1-3月(第1四半期)は5%減

  4-6月改定値はなお1947年の統計開始後で最も急激なマイナス。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により米経済が受けた打撃の深さをあらためて浮き彫りにするとともに、労働市場や支出、経済成長の回復には多くの年数を要することを再認識させるものとなった。

  個人消費は34.1%減と、速報値(34.6%減)からわずかに上方修正された。設備投資と住宅投資も速報値から上方に改定された。

  4-6月の企業利益は前四半期比11.1%減少。1-3月は12%減だった。

  国内最終需要は前期比年率27.6%減。速報値は28.2%減だった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Economy’s Plunge Still Sharpest on Record After Revision(抜粋)
U.S. Second Est. for Second Quarter GDP Fell 31.7%; Est -32.5%(抜粋)