立憲民主党と国民民主党などの合流新党の代表選挙は、立憲民主党の枝野代表と国民民主党の泉政務調査会長が立候補を表明しました。枝野氏が党に所属する議員の数などで優位な情勢とみられているのに対し、泉氏は無所属の議員などを取り込んで巻き返しを図りたいとしていて、支持獲得に向けた動きが活発になる見通しです。

今月10日に投票が行われる立憲民主党と国民民主党などの合流新党の代表選挙には4日、立憲民主党の枝野代表と国民民主党の泉政務調査会長が立候補を表明しました。

枝野氏は、新党に参加する議員のうち、立憲民主党の議員が6割近くを占めるほか、小沢一郎衆議院議員など国民民主党の一部も支援するなど、優位な情勢とみられています。

一方、泉氏は国民民主党に加え、無所属の議員なども取り込んで巻き返しを図りたい考えで、双方の間で支持獲得に向けた動きが活発になる見通しです。

一方、代表選挙では、新党の党名を決める投票も行われることになっており、枝野氏は「立憲民主党」、泉氏は「民主党」をそれぞれ提案しています。

これについて、無所属の議員グループの岡田元副総理は、代表選挙では枝野氏を支持するものの、党名は泉氏が提案する「民主党」にしたいという考えを示すなど、党名をめぐる議員の動向も焦点となりそうです。