4連休が終了した。テレビのニュースを見ていると日本中が多くの人出で賑わったように感じた。個人的には巣ごもりが染み付いたせいか、出かけようという気分にならず相変わらずの巣ごもり状態。時々買い物や図書館に出かけた程度だが、どこに行ってもマスク、消毒、ソーシャルディスタンスが徹底されている。近くの幹線道路では久しぶりに大渋滞が起こっていた。行楽地や帰省、遠出など出かける人、帰る人、幹線道路は久しぶりに賑わっていた。ヨーロッパでは第2次感染が拡大、英国のジョンソン首相は新しい規制を発表している。これに対して日本では「新しい生活様式」が徹底し、ウイズ・コロナで人出が復活と内心期待していた。今朝のニュースを見たら、どうやらそんな期待は糠喜びのようだ。

NHKによると「4連休、各地の人出は、ほとんどの地域で去年の同じ時期を下回りましたが、ことしに入って新型コロナウイルスの感染が広がる前の1月から2月の休日と比べると、増えたところもありました」とのこと。なんだ、その程度か。新型コロナがなかった昨年を下回るのは当然としても、1、2月に比べれば相当増えたのではないか、個人的な皮膚感覚ではそんな印象だった。NHKの情報はNTTドコモの携帯電話情報をベースにしている。それによると、「東京駅周辺が21日と22日ともに50%を超えるマイナスとなったほか、新宿駅周辺や大阪の梅田周辺、それに名古屋駅周辺ではいずれも21日が10%台、22日は20%台のマイナスとなるなど、多くの地域で人出は感染拡大前の水準を下回りました」。連休だから駅周辺が1、2月に比べて減少するは当たり前か。

「繁華街や観光地の中には人出が増えた」ところもある。「21日は、京都の四条河原町周辺が61%、横浜中華街の周辺が33%と大幅なプラスとなったほか、札幌駅周辺が15%、沖縄県庁前が12%、兵庫県の姫路駅周辺が9%の増加」とある。さすがは京都と横浜か。巣ごもりで多くの日本人が観光と外食に飢えていたのだろう。人出は街の人気度を表しているようだ。この数字を多いとみるか、少ないとみるかは人によって違うだろう。感染拡大を防止しながら経済活動を以前の状態に戻す、これがウイズ・コロナ目指すところだ。そのためには個々人が「新しい生活様式」を徹底する以外にない。試金石となった4連休の結果は2週間後に明らかになる。個人的には少ない印象だが、それでも3月の3連休当時に比べれば、ウイズ・コロナは日本中にかなり浸透している気がする。