菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否した問題をめぐり、野党は2日、拒否された松宮孝明立命館大院教授ら3人からヒアリングを行った。松宮氏は「首相には推薦された候補者を拒否する権限はなく、理由のない拒否は違法だ」などと首相の対応を厳しく批判した。

菅首相、推薦者6人任命せず 現行制度で初―学術会議会員

 松宮氏と共に参加したのは岡田正則早大院教授と小沢隆一東京慈恵会医科大教授。松宮氏と小沢氏はオンラインで参加した。

 岡田氏は「はっきりした違反理由がない限り、従わないといけないのが法制局も含めた行政機関の常識だ」と強調した。小沢氏は「学会から推薦された者を任命しなければならないという1983年の国会答弁がある」と指摘した。

 松宮氏は憲法との関わりに言及し、「日本学術会議は憲法23条の学問の自由をバックアップするもので、(首相の判断は)憲法上の疑義を生み出すのではないか」と語った。