[ワシントン 17日 ロイター] – 米議会指導部による9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加景気対策を巡る協議は、合意に向け前進しているものの、つなぎ予算が切れる18日深夜までに合意できるか不透明な情勢となっている。

民主党のペロシ下院議長は「一定の進展が見られ、共和党側からの回答を待っているところだ」と記者団に指摘。ホイヤー下院院内総務はMSNBCに対し「17日中に合意できるよう期待している」と表明した。

こうした中、共和上院トップのマコネル院内総務は、合意が目前に迫っており、17日中の合意を期待していると述べる一方、つなぎ予算の期限をさらに延長する必要があるかとの問いに「あるかもしれない」と応じた。ホイヤー氏は22日までの延長について協議していることを明かした。

またマコネル氏は、合意ができるまでクリスマス休会を先送りする考えも示した。

民主上院トップのシューマー院内総務は「残されたハードルはどれも越えられないことがなく、誰もが結果を出すことにコミットしている」と語った。