【北京時事】中国国家薬品監督管理局は6日、製薬会社の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスのワクチンを条件付きで承認したと発表した。昨年末の国有大手の中国医薬集団(シノファーム)に続き、国産ワクチンで2例目となる。

 承認を受けたのは不活化ワクチンで、中国では昨年夏から緊急使用されているほか、インドネシアやトルコなどでも接種が始まっている。不活化ワクチンは生産技術が確立し、副反応が少ないとされる。