仮想通貨ビットコインの上昇が止まりません。このところ高値更新が続いており、21日は一時5万8000ドルを突破しました。ビットコインは現金よりも「まし」と発言していた米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)も、価格は「高いように見える」と指摘。今後のビットコインの動きが注目されます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

高い効果

米ファイザーと独ビオンテックが共同で開発した新型コロナワクチンは、イスラエルで接種を受けた人のうち大多数の感染を防いだもようだ。ワクチン接種が感染抑制につながることが初めて実社会のデータで示唆された。同ワクチンは検査で確認された感染予防の有効率が89.4%だったことが、発表資料の草稿のコピーで明らかになった。今回の研究とは別に、イスラエル当局は同ワクチンについて、死亡を防ぐ効果が99%だったと明らかにしている。

合意間近か

米電気自動車メーカーのルーシッド・モーターズは、投資銀行家マイケル・クライン氏が設立した特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じた株式公開で合意に近づいている。関係者が明らかにした。合併後の価値は最大150億ドルに上る見通しで、23日にも発表される可能性がある。協議は継続中で、物別れに終わる可能性もまだあるという。

再び対極に

サウジアラビアとロシアはOPECと非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合を控え、原油市場に関する重要な議論で再び正反対の立場をとっている。サウジは非公式に、各国が生産をおおむね維持することを望んでいると示唆。参加国代表らが明らかにした。一方、ロシアは供給増加を望んでいることを示唆している。OPECプラスは3月4日の会合で、4月に市場への原油供給を増やすかどうか協議する。

核合意復帰が条件

イランは米国が核合意に復帰するまで米国とは交渉しないとあらためて言明した。同国のザリフ外相は国営プレスTVとのインタビューで、「誰もがそれぞれの責務を果たした段階で、交渉は実施される」と発言。一方、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)はCBSに対し、「現時点で外交的に孤立しているのはイランであり、米国ではない。ボールは彼らのコートにある」と話した。

英国から香港に

英銀HSBCホールディングスは何人かの上級幹部の勤務地を香港に移すことを検討している。計画に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、複数の上級幹部が今後数カ月中にロンドンの金融街カナリーワーフから香港に転勤する予定という。同行の重心として、アジアの役割を強化する形だ。

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