【香港時事】香港の裁判所は4日、国家安全維持法(国安法)の国家政権転覆罪で起訴された民主派47人の公判を1日から4日連続で開いた。裁判所は4日夜、このうち15人の保釈を認めたものの、当局側の異議申し立てに伴い、全員が勾留継続となった。

香港当局、民主派47人起訴 国家政権転覆罪

 香港当局は2月28日に47人を国安法違反の罪で起訴。その後、裁判所が保釈に関する訴えを一人一人処理することで異例の長時間審理となり、複数の被告が体調不良で病院に運ばれる事態になった。

 1日の初公判は翌日未明まで約14時間続いたが、法廷で倒れる被告が出た後に休廷。2日目は約10時間、3日目も被告らが勾留場所に戻されたのは深夜だった。

 一括審理ゆえの「マラソン法廷」(香港紙)となったが、法律関係者も「冗長な審理は検察と弁護側双方にとって公平ではない」「非人道的だ」と批判。裁判所の外には、47人を応援する市民が連日集まった。

 47人は昨年9月に予定されていた立法会(議会)選挙に向けて民主派が実施した「予備選」に絡み、「共謀して政権転覆を図った」として起訴された。立法会選は予備選が行われた後、1年延期が決定した。